お姫様と1.5人の男
「だってさだってさ……こんなに2人とも一生懸命やって、勿論勝ち負けはついちゃうよ?
でもどっちがより一生懸命だったかとかを判断するのは、あたしには出来ないよ。
どっちだって手抜きは少しはしたかもしれないけれど、2人なりの一生懸命だったんだよ?
失礼じゃん。あたしが軽くそれを決めちゃうなんて。あたしから言わせてもらえば、どっちも格好良かったよ!」
ちらっとウメスケ君の方を見てみると、格好良かったと言う言葉に胸を撃たれたのか、
何だかとても嬉しそうな、それだけを言われて満足のような笑みを浮かべていた。
「でも、勝負なんだからきちんと白黒つけろよな?」
「引き分けなんて私は絶対に認めないんだから!」
それでもブーイングがおさまらないからさあ大変。
あまり言いたくなかったんだけど、言うしかないか。止めの言葉的な言葉を。
「何言っているの? この勝負の勝敗はあたしが決めるんでしょ? 文句は言わせないよ。
ルールでも引き分けにしちゃダメだって言うのはなかった訳だし。ね、宮瀬君?」
でもどっちがより一生懸命だったかとかを判断するのは、あたしには出来ないよ。
どっちだって手抜きは少しはしたかもしれないけれど、2人なりの一生懸命だったんだよ?
失礼じゃん。あたしが軽くそれを決めちゃうなんて。あたしから言わせてもらえば、どっちも格好良かったよ!」
ちらっとウメスケ君の方を見てみると、格好良かったと言う言葉に胸を撃たれたのか、
何だかとても嬉しそうな、それだけを言われて満足のような笑みを浮かべていた。
「でも、勝負なんだからきちんと白黒つけろよな?」
「引き分けなんて私は絶対に認めないんだから!」
それでもブーイングがおさまらないからさあ大変。
あまり言いたくなかったんだけど、言うしかないか。止めの言葉的な言葉を。
「何言っているの? この勝負の勝敗はあたしが決めるんでしょ? 文句は言わせないよ。
ルールでも引き分けにしちゃダメだって言うのはなかった訳だし。ね、宮瀬君?」