お姫様と1.5人の男
そしてあたしは狩人に助けられて、森の中。

一部の小人さんの目が、歩子さんに似た物をお持ちの方がいるのは気にしないでおこう。

小人達の友達である妖精さんは、小人達と一緒に住んでいる。

設定はそれだけではなく、白雪姫のあたしには見えないらしい。

だからあたしをじろじろと怪しげに見られていても、

気付いていないふりをしなければならない。……どうやっても難しい事。

すぐに視界に入って目で追い掛けてしまう。その度に叱られる。

こんな注意されているあたしは本当に主役にふさわしいのかな……?


「じゃ、この辺りで休憩しようか」


漸く待ちに待った休憩時間。華ちゃんはお手洗いに行っていていない。

あたしは色々注意された所為か、少し凹んでしまう。
< 24 / 227 >

この作品をシェア

pagetop