お姫様と1.5人の男
何を懸けて戦うのかもそこには書いてある筈なのに、
桜太君はそれを声に出して読もうとはしなかった。玄一さんがもう分かっていたから?
でもあたしが分からないじゃない!置いてけぼりになんてしないで欲しい。
だから思い切って聞いてみた。“何を懸けて戦うの?”って。
そしたら桜太君ときたら…………
「お前、本当に鈍いよな」
呆れながらのこの言葉。それってどういう意味なのかな?
あたしが何に鈍いのかさっぱりなんだけど。
玄一さんは笑いながら桜太君に同意する。
ねえ、一体どういう事なの!?どっちでも良いから教えてよ。
「景品は佐宗。お前だ」
へえー、佐宗が景品なのか…………佐宗がねえ……って、
あたしじゃない!
桜太君はそれを声に出して読もうとはしなかった。玄一さんがもう分かっていたから?
でもあたしが分からないじゃない!置いてけぼりになんてしないで欲しい。
だから思い切って聞いてみた。“何を懸けて戦うの?”って。
そしたら桜太君ときたら…………
「お前、本当に鈍いよな」
呆れながらのこの言葉。それってどういう意味なのかな?
あたしが何に鈍いのかさっぱりなんだけど。
玄一さんは笑いながら桜太君に同意する。
ねえ、一体どういう事なの!?どっちでも良いから教えてよ。
「景品は佐宗。お前だ」
へえー、佐宗が景品なのか…………佐宗がねえ……って、
あたしじゃない!