ダイエットに挑戦【あたしの初恋】


そして、あたしとカイトは花火会場の方へ並んで移動したの。


移動の間、無言でぎこちないあたし。


『この辺りでいいんじゃねぇ?』


俯いているあたしの顔を覗き込んで来た。


『そうだね。』


そうしか答えられないじゃん!


ここまでどうやって移動して来たのか、全然覚えていない。


『座ろっか?』


道路と、歩道の間にあるポールに腰をかけたカイト。


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