桜雪の空に
第二章
無
次の日
俺は学校に行けなかった
学校を休むなんてめったにないことなので
兄貴がすごく心配した
今の俺は
からっぽだった
何も考えたくない
何も聞きたくない
何も見たくない
きっと
みんなも心配してくれているのだろう
携帯は
メールや着信でいっぱいだった
俺は
電話も出ないで
ただ風の音だけを聞いていた。
忘れたかった
なのはを
忘れたくないのに
忘れたかった
でも
俺の腕は
俺の胸は
俺の心は
なのはを抱き締めた感覚を
忘れられずにいる
俺は学校に行けなかった
学校を休むなんてめったにないことなので
兄貴がすごく心配した
今の俺は
からっぽだった
何も考えたくない
何も聞きたくない
何も見たくない
きっと
みんなも心配してくれているのだろう
携帯は
メールや着信でいっぱいだった
俺は
電話も出ないで
ただ風の音だけを聞いていた。
忘れたかった
なのはを
忘れたくないのに
忘れたかった
でも
俺の腕は
俺の胸は
俺の心は
なのはを抱き締めた感覚を
忘れられずにいる