1つのヒカリ
転校生
「転校生が来るらしいよ?」
「馬路で!?」
嫌々ながらも行くと決めて入った高校だから休む事なく来た。
そして,耳にした言葉は転校生の話。
今年,珍しく転校生がやって来るらしい。
しかも私のクラスに。
だからみんな転校生の話で持ちきり状態。
*
「転校生を紹介したいんだが。住倉入ってきなさい」
ホームルームの時間。
先生が入ってきて早速転校生の話が出てくる。
先生の合図で誰かが教室へと入ってきた。
みんな転校生に注目している。
私も注目する。
「東京から来た,住倉千種(スミクラチグサ)さんだ」
「初めまして,住倉千種です。宜しくお願いします」
一礼をする彼女。
千種って名前珍しいな…。
「じゃあ,住倉は~…大槻の隣な」
「はい」
え?私の隣??
先生の言葉で周りがざわつく。
「先生!」
「何だ?」
「大槻の隣じゃ可哀想だと思うんですけど」
1人の男の子が手をあげて先生に言った。
ズキッ…
胸が痛む。
「え?」
住倉さんは,意味が分からず頭の上に?マークが浮かんでいる。
「そんな事言うな小柴」
「でもさ~?」
「私,此処で良いですよ」
「本当か?」
「はい」
男の子と先生の話に住倉さんが割って入り此処で良いと笑顔で答えた。
「馬路で!?」
嫌々ながらも行くと決めて入った高校だから休む事なく来た。
そして,耳にした言葉は転校生の話。
今年,珍しく転校生がやって来るらしい。
しかも私のクラスに。
だからみんな転校生の話で持ちきり状態。
*
「転校生を紹介したいんだが。住倉入ってきなさい」
ホームルームの時間。
先生が入ってきて早速転校生の話が出てくる。
先生の合図で誰かが教室へと入ってきた。
みんな転校生に注目している。
私も注目する。
「東京から来た,住倉千種(スミクラチグサ)さんだ」
「初めまして,住倉千種です。宜しくお願いします」
一礼をする彼女。
千種って名前珍しいな…。
「じゃあ,住倉は~…大槻の隣な」
「はい」
え?私の隣??
先生の言葉で周りがざわつく。
「先生!」
「何だ?」
「大槻の隣じゃ可哀想だと思うんですけど」
1人の男の子が手をあげて先生に言った。
ズキッ…
胸が痛む。
「え?」
住倉さんは,意味が分からず頭の上に?マークが浮かんでいる。
「そんな事言うな小柴」
「でもさ~?」
「私,此処で良いですよ」
「本当か?」
「はい」
男の子と先生の話に住倉さんが割って入り此処で良いと笑顔で答えた。