台風が、来るまえに。
シャワーを浴びて化粧をしてからホテルを出た。
鳥の鳴き声しか聞こえてこない朝の六本木はいつも新鮮に感じる。
『この関係いつまで続くんだろぉ』
そんなことを考えながら、小腹が空いたから近くのコンビニに入った。
珈琲牛乳と菓子パンを手に取りレジに向かう
???
誰もいない。
しばらく待ってると外から男の店員が走って戻ってきた。
「ごめんねっ!!どのくらい待ってた?」
「うーん…2〜3分くらいかな」
「マジで?ほんとごめんっ」
男はすごい汗をかきながらバーコードを読み取っていった。
『この人、何してたんだろ…。』
と考えながら彼を見たら、汗がモミアゲから落ちそうになっていたから
見るに見かねてハンカチを差し出した。
「あの…よかったら、どーぞ」
「あっ♪ありがとー。きみ若いのにちゃんとハンカチとか持ってんだぁ」
「ハンカチくらい持ってるよ〜若いって言っても私、高2だから」
驚いたのか、彼は目を大きくして
私を上から下まで眺め直した。
「ごめん、中学生かと思ってた」
「アハハよく言われるんだよねー。背高くないし童顔だからかなぁ?そーいえば何歳なの?」
「俺?俺は20歳だよ。大学3年生」
「嘘でしょ!?」
どうしよぉ。
高校生くらいだと思ってタメ口で喋っちゃってたよ…
私の気まずそうな顔に気付いたのか、彼は優しく笑った
「俺もよく年下に見られるんだよね。そんなに童顔かー?ヒゲ生やそっかな〜」
「え〜、ヒゲ似合わないと思いますよ」
「いやいや、案外似合っちゃうかもよ?てか何で敬語になってんのー、タメ口のままでいいよ♪俺達、童顔仲間じゃんっ」
「アハハ♪そうだね」
彼と喋っていると、自然に笑えてる自分がいることに気付いた。
あの日から…あの事故が起きた日から
友達といても杉原さんといても、自然に笑うことができなかったのに…
何でだろぉ。
鳥の鳴き声しか聞こえてこない朝の六本木はいつも新鮮に感じる。
『この関係いつまで続くんだろぉ』
そんなことを考えながら、小腹が空いたから近くのコンビニに入った。
珈琲牛乳と菓子パンを手に取りレジに向かう
???
誰もいない。
しばらく待ってると外から男の店員が走って戻ってきた。
「ごめんねっ!!どのくらい待ってた?」
「うーん…2〜3分くらいかな」
「マジで?ほんとごめんっ」
男はすごい汗をかきながらバーコードを読み取っていった。
『この人、何してたんだろ…。』
と考えながら彼を見たら、汗がモミアゲから落ちそうになっていたから
見るに見かねてハンカチを差し出した。
「あの…よかったら、どーぞ」
「あっ♪ありがとー。きみ若いのにちゃんとハンカチとか持ってんだぁ」
「ハンカチくらい持ってるよ〜若いって言っても私、高2だから」
驚いたのか、彼は目を大きくして
私を上から下まで眺め直した。
「ごめん、中学生かと思ってた」
「アハハよく言われるんだよねー。背高くないし童顔だからかなぁ?そーいえば何歳なの?」
「俺?俺は20歳だよ。大学3年生」
「嘘でしょ!?」
どうしよぉ。
高校生くらいだと思ってタメ口で喋っちゃってたよ…
私の気まずそうな顔に気付いたのか、彼は優しく笑った
「俺もよく年下に見られるんだよね。そんなに童顔かー?ヒゲ生やそっかな〜」
「え〜、ヒゲ似合わないと思いますよ」
「いやいや、案外似合っちゃうかもよ?てか何で敬語になってんのー、タメ口のままでいいよ♪俺達、童顔仲間じゃんっ」
「アハハ♪そうだね」
彼と喋っていると、自然に笑えてる自分がいることに気付いた。
あの日から…あの事故が起きた日から
友達といても杉原さんといても、自然に笑うことができなかったのに…
何でだろぉ。