准教授 高野先生のこと
4.
初めて君を抱きしめたとき、
ぎゅっとしたら壊れてしまいそうな、
その細い肩や薄い背中に、
僕は、胸がつまりそうになるくらい、
ますます君への愛しさが募りました。
君は自分の大切な「初めて」を、
惜しげもなく僕にくれるのに、
いつも僕は、もらってばかりです。
どうしても、人は過去へは戻れないから、
残念ながら、僕のすべての「初めて」を、
君にあげることはかないません。だけど…
だから、お詫びと言ってはなんですが、
どうか、この手紙を受け取ってください。
何を隠そう、これは僕にとって、
生まれて初めてのラブレターです。
その証拠を提示できないのが残念ですが、
本当にほんとうです。
詩織さん、誰よりも君のことが大好きです。
君の隣りにいさせてくれてありがとう。
僕の隣にいて下さってありがとう。
そして、これからも、
ずっと僕の隣りにいて下さいませんか?
君を、いつまでも大切にすると約束します。
僕がラブレターを送るのは、
後にも先にも、たった一人、君だけです。
高野寛行
初めて君を抱きしめたとき、
ぎゅっとしたら壊れてしまいそうな、
その細い肩や薄い背中に、
僕は、胸がつまりそうになるくらい、
ますます君への愛しさが募りました。
君は自分の大切な「初めて」を、
惜しげもなく僕にくれるのに、
いつも僕は、もらってばかりです。
どうしても、人は過去へは戻れないから、
残念ながら、僕のすべての「初めて」を、
君にあげることはかないません。だけど…
だから、お詫びと言ってはなんですが、
どうか、この手紙を受け取ってください。
何を隠そう、これは僕にとって、
生まれて初めてのラブレターです。
その証拠を提示できないのが残念ですが、
本当にほんとうです。
詩織さん、誰よりも君のことが大好きです。
君の隣りにいさせてくれてありがとう。
僕の隣にいて下さってありがとう。
そして、これからも、
ずっと僕の隣りにいて下さいませんか?
君を、いつまでも大切にすると約束します。
僕がラブレターを送るのは、
後にも先にも、たった一人、君だけです。
高野寛行