准教授 高野先生のこと
もそもそとスイートポテトを食べながらのおしゃべりタイム。
お茶は自販機で買ってきたお茶だけど。
「ところで、シオリン」
「うん?」
「どうだった?」
「どうだったって?」
「勝負下着、誉められた?」
「なっ……秋ちゃん、何、いきなりだなぁ」
「だってー、興味あるじゃん」
「自分でいろんなこと知ってるくせに?」
「よそ様のことは気になるもんだって」
「それはまあ……」
確かに……とても個人的なコトなんだけど、だからこそ気になるというか。
「で、どうだったの?」
「どうって言われても……特に下着には言及無しって感じ?だったかな」
「むぅー、どうせ脱がすんだから気にしないタイプときたかぁ」
「タイプって……」
寛行さんがそういうタイプかどうかはともかくとして――
「秋ちゃん」
「ん?」
「あのね、いろいろ聞いてもいいかな?」
私は思い切って“個人的なコト”について大先輩にご教授願うことにした。