准教授 高野先生のこと
あとがき
最後までおつきあい下さって、本当にありがとうございます。
こんなでっかいページ数になってしまい、すんません。冗長とはこのことか!なんて。
ダラダラついでに、あとがき・解説という名の言い訳におつきあい頂けたら、と。
さて。
このお話は、修辞を意識して書いてみようという一つの試みで、いわゆる習作でした。
比喩、擬態法、擬人法、反復法…もろもろあるわけですが、
とくに、比喩と擬態法(擬音語、擬態語、擬声語)を徹底的に多用したつもりです。
そんなわけで、話の内容(すじ)は割と何でもよかったんですね…。
もちろん、描きたい人物、雰囲気、エピソードなどの材料はありました。
けれども、まったく章立てもせすに書き始めてしまったので、
建材はあるけど図面がない!という状況で施工したようなものでした。
結果、2階建てのつもりが3階建てになっちゃった、みたいな…。
タイトルに「先生」と入っているのに、先生モノとしては、破綻してしまいました。
気の利いた試練や困難、ハラハラする展開を提供できずごめんなさい。
そういうのって、構成がしっかりしてなきゃ出来ませんものね…。
そんなわけで、本当に、ヤマもオチもない話で終わってしまった次第です。