Cold Phantom [前編]
「…確かに」
流石にコレばかりは否定出来なかった。
勉強で一番重要な物が俺達には抜けていた。教える側の人間と言うものが…。
「むぅ…やはり先生が一緒にいないと無理だろうか…」
とぽつっと言ってはみたものの俺達のレベルではずっと付きっきりの教師が必要なため、先生には頼めない。
ここまでか、と思ったその時の事だった。
俺達にとっての重要な出会いしたのは…。部活が終わってから下校時間までの一時間は教室でする事にしていたのが幸いだったに違いない。
「勉強してんのか?」
俺達の座っている席が窓がわだったのも良かったのだろうか、窓から声がした。いきなりだったから正直凄く驚いた。俺は顔をあげ声の主の顔を見ながらいった。
「び、びっくりしたぁ…なんだ、里村か。」
「あぁ、悪い悪い。ちょっと気になってたからな。お前らが勉強してるなんてレア物な出来事だから。」
その言葉に反論は出来なかった。里村相手だと尚更だ。
声の主の名前は里村雄二(さとむらゆうじ)隣のクラスだが、学校では有名な人物で隣のクラスの俺達ですら知っているくらいだ。
それもその筈、里村は学校で一番の秀才だからだ。
流石にコレばかりは否定出来なかった。
勉強で一番重要な物が俺達には抜けていた。教える側の人間と言うものが…。
「むぅ…やはり先生が一緒にいないと無理だろうか…」
とぽつっと言ってはみたものの俺達のレベルではずっと付きっきりの教師が必要なため、先生には頼めない。
ここまでか、と思ったその時の事だった。
俺達にとっての重要な出会いしたのは…。部活が終わってから下校時間までの一時間は教室でする事にしていたのが幸いだったに違いない。
「勉強してんのか?」
俺達の座っている席が窓がわだったのも良かったのだろうか、窓から声がした。いきなりだったから正直凄く驚いた。俺は顔をあげ声の主の顔を見ながらいった。
「び、びっくりしたぁ…なんだ、里村か。」
「あぁ、悪い悪い。ちょっと気になってたからな。お前らが勉強してるなんてレア物な出来事だから。」
その言葉に反論は出来なかった。里村相手だと尚更だ。
声の主の名前は里村雄二(さとむらゆうじ)隣のクラスだが、学校では有名な人物で隣のクラスの俺達ですら知っているくらいだ。
それもその筈、里村は学校で一番の秀才だからだ。