Cold Phantom [前編]
家について、制服のままテレビをつけると俺は少し息をついた。
いや、息をつくと言うよりは何故かため息に近いものだった。
(疲れてる?)
その時になって初めて体が妙に重い事に気がついた。
疲れているとしか言い様のない状態だった。
確かに今日が初めての部活と言う事もあるが、しかし体が重くなる程の運動は勿論していない。
でも、その疲労の反動か睡魔が襲ってきた。
寝るにしては早すぎる夕方6時。凶暴とも思えるほどの睡魔に打ち勝つ事が出来ず、それに身を委ねた。
(いや!もう…やめて!)
「!」
バタッ!
と突然体が床に叩きつけられた。
いや、いつの間にかうつ伏せになって俺は倒れていた。
頭に何か当たったのか痛みがあった。
「痛った!何なんだよまった…く…」
俺はぶつけた部分を擦りながら辺りを見回したが、思っても見なかった風景に俺は言葉を失った。
そこは玄関だったからだ。
俺は暫く何も言えずその場に座り込んで呆気に取られてしまった。
「夢遊…病?」
ようやくたどり着いた答えはそれ以外に無かった。
先ほどまでいた居間から玄関までは確かに殆ど距離はない。
扉一つ開ければすぐそこに玄関はある。
いや、息をつくと言うよりは何故かため息に近いものだった。
(疲れてる?)
その時になって初めて体が妙に重い事に気がついた。
疲れているとしか言い様のない状態だった。
確かに今日が初めての部活と言う事もあるが、しかし体が重くなる程の運動は勿論していない。
でも、その疲労の反動か睡魔が襲ってきた。
寝るにしては早すぎる夕方6時。凶暴とも思えるほどの睡魔に打ち勝つ事が出来ず、それに身を委ねた。
(いや!もう…やめて!)
「!」
バタッ!
と突然体が床に叩きつけられた。
いや、いつの間にかうつ伏せになって俺は倒れていた。
頭に何か当たったのか痛みがあった。
「痛った!何なんだよまった…く…」
俺はぶつけた部分を擦りながら辺りを見回したが、思っても見なかった風景に俺は言葉を失った。
そこは玄関だったからだ。
俺は暫く何も言えずその場に座り込んで呆気に取られてしまった。
「夢遊…病?」
ようやくたどり着いた答えはそれ以外に無かった。
先ほどまでいた居間から玄関までは確かに殆ど距離はない。
扉一つ開ければすぐそこに玄関はある。