Cold Phantom [前編]
「そう?美咲が一緒なら気にしないんじゃない?」
「それなら良いんだけどね…。」
「私からすればもう一人が来てくれるか解らないわ。」
私がそう美咲に言った後、美咲はまた腕を組んで視線を外し考え込んだ。
「……ヒロかぁ。」
美咲はポツリとそう言った。
言われてみればそうかもしれない…と言わんばかりに考え込んでいた。
何せ、誘ってくる相手が美咲や祥子達先輩ばかりで後輩の肩身が小さくなるかもしれないからだ。
でも…
「多分、大丈夫じゃない?」
美咲はさらりと言ってのけた。
「根拠は?」
「そうなる様に誘えば良いって事。二人とも鈍感だからこそ煽れば本音が出てくるだろうし…」
美咲は自信ありげな視線で私を見た。
「ヒロがバイトを初めてから確信に変わった。誰がどう見たって、あの二人はお互いに片想いしてるって…。」
美咲は微笑みながら腕組みを外した。
「もし、私の読みが当たっていたら上手くいくはず。それに…」
「それに?」
「それなら良いんだけどね…。」
「私からすればもう一人が来てくれるか解らないわ。」
私がそう美咲に言った後、美咲はまた腕を組んで視線を外し考え込んだ。
「……ヒロかぁ。」
美咲はポツリとそう言った。
言われてみればそうかもしれない…と言わんばかりに考え込んでいた。
何せ、誘ってくる相手が美咲や祥子達先輩ばかりで後輩の肩身が小さくなるかもしれないからだ。
でも…
「多分、大丈夫じゃない?」
美咲はさらりと言ってのけた。
「根拠は?」
「そうなる様に誘えば良いって事。二人とも鈍感だからこそ煽れば本音が出てくるだろうし…」
美咲は自信ありげな視線で私を見た。
「ヒロがバイトを初めてから確信に変わった。誰がどう見たって、あの二人はお互いに片想いしてるって…。」
美咲は微笑みながら腕組みを外した。
「もし、私の読みが当たっていたら上手くいくはず。それに…」
「それに?」