Cold Phantom [前編]
「でも、どうせ行くなら仲の良い者同士で行かないッスか?」
「同じバイト先の人間になってから私はヒロとも仲良しだと認識してるんだけど?」
「いや、そう言う事じゃなくて…。」
「なに?もしかして行きたくないとか?」
「うぅ、その言い方もどうなんッスか…。」
俺はその脅しにも近い誘いになんとなく何かを企んでいる気がして仕方なかった。
そんな俺の心中を知ってか知らずかみーちゃん先輩はニヤニヤしながら話を続けた。
「実は色んな子に話をつけてたんだけど、運悪く誰も手が離せなくてさ、ヒロならこう言うの好きだろうから誘ってみたんだけど。」
「…まぁ、その日は確かに部活も休みになってるから無理では無いッスけど。」
「チケットは4人までで今3人は決まってる。後一人なんだよ。」
「それって補欠ってやつッスか?」
「まぁ、平たく言えばそうなるけど大丈夫、みんな部活の子だし、男も一人いるから黒一点にはならないから安心して。それに…。」
みーちゃん先輩が何か言おうとした時、不意に学校のチャイムが鳴ってしまった。
先輩はそのチャイムに少し慌て始めた。
「耳貸して!」
と、先輩は言ったので俺は耳を傾けた。
先輩は一言耳元で言った。
「同じバイト先の人間になってから私はヒロとも仲良しだと認識してるんだけど?」
「いや、そう言う事じゃなくて…。」
「なに?もしかして行きたくないとか?」
「うぅ、その言い方もどうなんッスか…。」
俺はその脅しにも近い誘いになんとなく何かを企んでいる気がして仕方なかった。
そんな俺の心中を知ってか知らずかみーちゃん先輩はニヤニヤしながら話を続けた。
「実は色んな子に話をつけてたんだけど、運悪く誰も手が離せなくてさ、ヒロならこう言うの好きだろうから誘ってみたんだけど。」
「…まぁ、その日は確かに部活も休みになってるから無理では無いッスけど。」
「チケットは4人までで今3人は決まってる。後一人なんだよ。」
「それって補欠ってやつッスか?」
「まぁ、平たく言えばそうなるけど大丈夫、みんな部活の子だし、男も一人いるから黒一点にはならないから安心して。それに…。」
みーちゃん先輩が何か言おうとした時、不意に学校のチャイムが鳴ってしまった。
先輩はそのチャイムに少し慌て始めた。
「耳貸して!」
と、先輩は言ったので俺は耳を傾けた。
先輩は一言耳元で言った。