Cold Phantom [前編]
遊園地でははしゃぐみーちゃん先輩が常に先頭になってあれやこれやとアトラクションを梯子していた。
俺たちもその勢いに振り回されながらも一つ一つの乗り物を楽しんでいた。
それにそんな俺たちを気遣っているのか、最初のジェットコースターこそ30分待ちだったが、その他は10分前後待ちのアトラクションを重視した物を選んでいた。
内容もジェットコースターや子供向けな内容の物が中心だった気がする。
色々と回り回って午後3時、みーちゃん先輩の「お腹空いた。ご飯行こ、ご飯。」の一言で昼食タイムが始まった。
「あ、ストップ。」
俺はそう言って園内のレストランに向かうみんなを引き留めた。
「どうした?」
湯川先輩が俺の方に視線を向けると間髪入れずに質問した。
「用意してきたッスよ。」
言いながらニヤニヤと持ってきていた鞄を漁り始めた。
「もしかして、お弁当?」
今度はみーちゃん先輩の質問。
「正解ッス。」
そういって、目的の物を掴んで鞄から取り出した。
「おぉ、サンドイッチかぁ、やるなぁ猿。」
「ハッシュポテトにピザトーストなんかも入れてみたッス。」
俺たちもその勢いに振り回されながらも一つ一つの乗り物を楽しんでいた。
それにそんな俺たちを気遣っているのか、最初のジェットコースターこそ30分待ちだったが、その他は10分前後待ちのアトラクションを重視した物を選んでいた。
内容もジェットコースターや子供向けな内容の物が中心だった気がする。
色々と回り回って午後3時、みーちゃん先輩の「お腹空いた。ご飯行こ、ご飯。」の一言で昼食タイムが始まった。
「あ、ストップ。」
俺はそう言って園内のレストランに向かうみんなを引き留めた。
「どうした?」
湯川先輩が俺の方に視線を向けると間髪入れずに質問した。
「用意してきたッスよ。」
言いながらニヤニヤと持ってきていた鞄を漁り始めた。
「もしかして、お弁当?」
今度はみーちゃん先輩の質問。
「正解ッス。」
そういって、目的の物を掴んで鞄から取り出した。
「おぉ、サンドイッチかぁ、やるなぁ猿。」
「ハッシュポテトにピザトーストなんかも入れてみたッス。」