Cold Phantom [前編]
しばらく歩いていると、溜め池の側に少し開けた場所を発見し、そこに小さいピクニックシートを広げた。
5人分強程の広さがあるシートを敷くと弁当を置き四人で囲った。
「遊園地でお弁当って何だか久しぶりだなぁ。ガキの時以来かもな。」
湯川先輩は言いながら弁当のカツサンドをつまみ口にした。
「お、美味ぇなこれ。流石は喫茶店の調理スタッフだな。」
「ふーん、どれどれ…。」
次はみーちゃん先輩がサラダとトマトを挟んだサンドイッチを食べた。
「うん、喫茶店の味だね。腕上げたじゃん。始めに比べたら天と地の差くらい。」
「ぐぁ…そ、それは言わない約束ッスよ…。」
「ん、最初はそんなに酷かったのか?」
「そりゃもう、調理って言う名の錬金術って感じ、一体どうやったらあんな物…。」
「うわぁぁぁ、そ…それ以上は駄目ッス、駄目ッスよー!」
俺はみーちゃん先輩の会話を慌てて静止する。
その隣で一部始終を見ていた祥子先輩は小さく笑っていた。
5人分強程の広さがあるシートを敷くと弁当を置き四人で囲った。
「遊園地でお弁当って何だか久しぶりだなぁ。ガキの時以来かもな。」
湯川先輩は言いながら弁当のカツサンドをつまみ口にした。
「お、美味ぇなこれ。流石は喫茶店の調理スタッフだな。」
「ふーん、どれどれ…。」
次はみーちゃん先輩がサラダとトマトを挟んだサンドイッチを食べた。
「うん、喫茶店の味だね。腕上げたじゃん。始めに比べたら天と地の差くらい。」
「ぐぁ…そ、それは言わない約束ッスよ…。」
「ん、最初はそんなに酷かったのか?」
「そりゃもう、調理って言う名の錬金術って感じ、一体どうやったらあんな物…。」
「うわぁぁぁ、そ…それ以上は駄目ッス、駄目ッスよー!」
俺はみーちゃん先輩の会話を慌てて静止する。
その隣で一部始終を見ていた祥子先輩は小さく笑っていた。