Cold Phantom [前編]
雨が降りそうで中々降らない微妙な天気の下、俺達は時間と集合場所を手短に決めて祥子先輩とテーマパークを歩いて回った。
ただただ歩いているだけでアトラクションには入らなかったけど、店やお土産を見て回るのが好きなようで、そう言った店を探し回っていた。
「ヒロ君、これ見て見て。」
「何か見つけたッスか?」
はしゃぐ先輩の下に近づいてみると、そこには可愛らしくデフォルメされたピエロのフィギュアがあった。
足下には立板があり板の先端部に赤色と青色のボタンがあった。
赤色が上がって青色が下がっていた。
以下にも赤色ボタンを押してくださいと言わんばかりだ。
「どれどれ…。」
俺は何も躊躇う事なく赤色ボタンを押した。
すると…「びよーん」っと内蔵スピーカーから間抜けな音がなったと同時にピエロの首や腕などがバネの力で外れて飛んでいった。
「うわっ!」
突然の事に驚いた俺を余所に先輩はケラケラ笑っていた。
ただただ歩いているだけでアトラクションには入らなかったけど、店やお土産を見て回るのが好きなようで、そう言った店を探し回っていた。
「ヒロ君、これ見て見て。」
「何か見つけたッスか?」
はしゃぐ先輩の下に近づいてみると、そこには可愛らしくデフォルメされたピエロのフィギュアがあった。
足下には立板があり板の先端部に赤色と青色のボタンがあった。
赤色が上がって青色が下がっていた。
以下にも赤色ボタンを押してくださいと言わんばかりだ。
「どれどれ…。」
俺は何も躊躇う事なく赤色ボタンを押した。
すると…「びよーん」っと内蔵スピーカーから間抜けな音がなったと同時にピエロの首や腕などがバネの力で外れて飛んでいった。
「うわっ!」
突然の事に驚いた俺を余所に先輩はケラケラ笑っていた。