Cold Phantom [前編]
どうやらこれが先輩のツボにはまったらしい。
先輩の好みと言うか、趣向みたいな物が良く解らないが、こんなちょっとしたおもちゃにも子供の様に反応するのが可愛らしいと思った。
先輩の新たな一面と言うやつだ。
「ヒロ君ヒロ君! これも面白いよ。」
「今度はなんッスか?」
「このタルに剣を刺したらタルの上の黒ヒゲおじさんが…。」
「は、ははっ…お、面白いッスね…」
…面白い、のか?
こればかりは流石に相槌を打つ事しか出来なかった。
でも先輩のそんな表情を拝む事が出来たと言うだけで俺は幸せだった。
喜ぶ先輩の隣で理解不能な趣向のおもちゃ達としばらく戯れていた。
ちなみに、ピエロのおもちゃの青いボタンを押すとバネに繋がっていた頭や腕が瞬時にもとの場所に戻った。
結局は理解に苦しむおもちゃなのは変わらなかった。
先輩の好みと言うか、趣向みたいな物が良く解らないが、こんなちょっとしたおもちゃにも子供の様に反応するのが可愛らしいと思った。
先輩の新たな一面と言うやつだ。
「ヒロ君ヒロ君! これも面白いよ。」
「今度はなんッスか?」
「このタルに剣を刺したらタルの上の黒ヒゲおじさんが…。」
「は、ははっ…お、面白いッスね…」
…面白い、のか?
こればかりは流石に相槌を打つ事しか出来なかった。
でも先輩のそんな表情を拝む事が出来たと言うだけで俺は幸せだった。
喜ぶ先輩の隣で理解不能な趣向のおもちゃ達としばらく戯れていた。
ちなみに、ピエロのおもちゃの青いボタンを押すとバネに繋がっていた頭や腕が瞬時にもとの場所に戻った。
結局は理解に苦しむおもちゃなのは変わらなかった。