Cold Phantom [前編]
不意に親父が話を始めた。
「そう言えば新しい学校の朝練とかは無いのか?中学の時は毎日あっただろ。」
親父は一旦手を止めてそう言う。
俺も手を止めてその問いに答えた。
「今日クラブの発表会ってのがあるらしくて、クラブ決めはそれからみたいだってよ。」
「発表会?変な行事があるもんだな、クラブなんて好き勝手にぱぱって決めれば良い物を…。」
「学校の決まりってやつだな。さてと…」
話を終えて俺はおもむろに立ち上がり、まだ7時にもなっていない時計をみてこれからどうするのか考えた。
「…とりあえずテレビでも見とくか。」
…結局何も思い付かずまた座り直しテレビを見続ける事にした。
8時頃を見計らって俺は玄関を出た。
中学時代はこんな時間に出ていたら朝練どころか時刻ギリギリにもなっていたが、高校が中学よりもずっと近い場所にある故に8時からでも予れい10分前には余裕で間に合ってしまう程の距離だ。
中学時代の朝練の影響か、早起きが日常になっている俺にはかなり嬉しい事だった。
今日みたいに時間をもて余す事もあるにはあるが…
「そう言えば新しい学校の朝練とかは無いのか?中学の時は毎日あっただろ。」
親父は一旦手を止めてそう言う。
俺も手を止めてその問いに答えた。
「今日クラブの発表会ってのがあるらしくて、クラブ決めはそれからみたいだってよ。」
「発表会?変な行事があるもんだな、クラブなんて好き勝手にぱぱって決めれば良い物を…。」
「学校の決まりってやつだな。さてと…」
話を終えて俺はおもむろに立ち上がり、まだ7時にもなっていない時計をみてこれからどうするのか考えた。
「…とりあえずテレビでも見とくか。」
…結局何も思い付かずまた座り直しテレビを見続ける事にした。
8時頃を見計らって俺は玄関を出た。
中学時代はこんな時間に出ていたら朝練どころか時刻ギリギリにもなっていたが、高校が中学よりもずっと近い場所にある故に8時からでも予れい10分前には余裕で間に合ってしまう程の距離だ。
中学時代の朝練の影響か、早起きが日常になっている俺にはかなり嬉しい事だった。
今日みたいに時間をもて余す事もあるにはあるが…