Cold Phantom [前編]
家に着いて時間を調べると短針が12よりも少し時計回りに進んでいた。
それに対し分針は何をそんなに急ぐ必要があるのかと思うくらいに進み、今や4の数字にまで達しようとしていた。
12時20分。…厳密には18分。
何だか不思議な気分だった。
まぁ、無理もない。
普段ならまだ学校に居るのだから。
そんな物以外の…そう、空気とでも言うのか。一味どころか二味も違う新鮮な空気にリビングは包まれていた。
普段なら電気をつけてテレビを見ているのにその必要もなく窓日だけでテレビを付けて見ることも出来た。
テレビの内容はドラマとニュース、そして再放送のバラエティ番組が占拠しつくしていた。
全く学生向きな話題が無い。いや、バラエティ番組がそれに該当はしているが、俺が普段なら見ない物だったからある意味その面白さが新鮮だった。
動物を題材にした一昔流行ったクイズ番組だった。
可愛い動物の紹介で視聴者の心を鷲掴みにして、広野を生きる動物達の生存競争を綴ったお話など、内容が良くできていて流行したのも頷けた。
何だか楽しい番組に出会えた気がして、終始テレビを見続けていた。
何だか、こう言うのも悪くない。
今日はもしかすると新発見が出来る日かもしれない。
それに対し分針は何をそんなに急ぐ必要があるのかと思うくらいに進み、今や4の数字にまで達しようとしていた。
12時20分。…厳密には18分。
何だか不思議な気分だった。
まぁ、無理もない。
普段ならまだ学校に居るのだから。
そんな物以外の…そう、空気とでも言うのか。一味どころか二味も違う新鮮な空気にリビングは包まれていた。
普段なら電気をつけてテレビを見ているのにその必要もなく窓日だけでテレビを付けて見ることも出来た。
テレビの内容はドラマとニュース、そして再放送のバラエティ番組が占拠しつくしていた。
全く学生向きな話題が無い。いや、バラエティ番組がそれに該当はしているが、俺が普段なら見ない物だったからある意味その面白さが新鮮だった。
動物を題材にした一昔流行ったクイズ番組だった。
可愛い動物の紹介で視聴者の心を鷲掴みにして、広野を生きる動物達の生存競争を綴ったお話など、内容が良くできていて流行したのも頷けた。
何だか楽しい番組に出会えた気がして、終始テレビを見続けていた。
何だか、こう言うのも悪くない。
今日はもしかすると新発見が出来る日かもしれない。