Cold Phantom [前編]
※※※
痛かった…
それはとてつもなく痛くて泣き出しそうなくらい…いや、既に半泣きだ。
助けて欲しいと正直そう言いたかった。
でも、救いが無い事が解ってるから助けて欲しい何て言わなかった。
意味のない事は俺はしない主義だ。
そう、それは悲しい位に意味がない事だ。
人はそれを絶望と言う言葉で片付ける。
俺は正にその絶望の中にあった。
でも何故かその絶望の最中に俺に対して手をさしのべるやつがいた。
その手が導くのは何なのだろう。
俺はそれが解らずにその手を恐れ、手を…払った……
解らないから恐れた…。
いや解っていた…。
解っていたからこそその差し出された手に甘えちゃいけない。
甘えたら、大切な物を失うから…
痛かった…
それはとてつもなく痛くて泣き出しそうなくらい…いや、既に半泣きだ。
助けて欲しいと正直そう言いたかった。
でも、救いが無い事が解ってるから助けて欲しい何て言わなかった。
意味のない事は俺はしない主義だ。
そう、それは悲しい位に意味がない事だ。
人はそれを絶望と言う言葉で片付ける。
俺は正にその絶望の中にあった。
でも何故かその絶望の最中に俺に対して手をさしのべるやつがいた。
その手が導くのは何なのだろう。
俺はそれが解らずにその手を恐れ、手を…払った……
解らないから恐れた…。
いや解っていた…。
解っていたからこそその差し出された手に甘えちゃいけない。
甘えたら、大切な物を失うから…