君のNo.1 ~二人の距離~


聖来君はあたしの目を真っ直ぐ見て言った


「お前なんか嫌いだ。」


迷いの無い目だった


「本気で言ってるの?」


あまりに真剣な目に

あたしの気持ちは揺らいだ


「もうお前の顔は見たくない。二度と俺の前に現れるな。」


最後まで目をそらさずに言うと

お店から出て行ってしまった


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