君のNo.1 ~二人の距離~


しばらくの沈黙の後

絢さんは口を開く


「これはあたしの口からは言えない。だけど…きっと聖来が話してくれるから。あの子が自分から話すまで待ってあげてほしいの。」


正直あたしは迷っていた

さっきの聖来君の言葉が本心じゃないって

頭では理解していても

あたしと向き合う事を

やめてしまった聖来君を

どう受け止めていいのか

わからなくなっていた


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