続・俺の恋愛【BL】
「どうしたら信じる?あぁ~和輝にでも聞いてみろよ。あいつは知ってる。俺達のこと」
そう言うと、祥子の瞳が驚愕へと変わる。
「…そんなの、そんなの和輝くんとぐるじゃないって誰が証明できるのよっ!」
あくまでも信じたくないらしい。
当然と言えば当然。
俺だって以前はあんなに好きだった祥子に、男が好きなんだと告げている自分がある意味信じられない。
「別に和輝じゃなくてもいい。この大学の奴に聞いてみたら?たいていの奴なら答えてくれんじゃない?」
祥子の顔はどんどん蒼白になっていく。
口を半開きにしたまま言葉を発さない祥子に俺は、小さく息を吐き出した。
「じゃあ、もういいだろ?俺ら帰るから。行こう。聖治」
そして話は終わりとばかりに早口で告げてドアの取っ手に手をかけた。
「待って!!証明してよ。本当にその人と付き合ってるって言うなら、今ここで証明して!!」
その言葉に振り返れば、祥子が俺を睨み付けていた。