続・俺の恋愛【BL】
「不安って…ちゃんと説明しろよ。昨日、なにかあったのか?」
「ん…自分でも思ったより堪えてたみたい」
苦笑いを浮かべて話す聖治。
それはまったく説明になってなくて、混乱を招いた。
堪えたってなんだ。
なにに堪えた?
…不安になったってことは精神的ダメージ。
精神的に堪えるようなことっていえば、誰かに何かされた…って考えるよりは、何か言われたって考えるのが妥当なところか。
…でも誰に?
大学の奴か?
敬遠されているとはいえ、今さら…?
「…大学の奴に何か言われたのか」
とりあえずそれ以外考えつかない俺は疑問を口にする。
「もういいんだ。悠斗が俺を好きでいてくれるなら」
「けどっ…っ!」
困ったように言う聖治に納得出来ずに声を荒げようとすると、キスで遮られた。
「…大丈夫だよ。もう気にしてないから」
「……」
諭すように言われて、俺は何も言い返せなかった。