続・俺の恋愛【BL】
「…聖治がいいなら、俺はもう何も聞かない。けど、言われたことなんて全部忘れろよ」
「うん。そうするよ」
柔らかく微笑んだ聖治は俺の額に軽い口付け。
「悠斗…抱いてもいい?」
「なっ!そっ、そんなこと…っ」
逸らす事を許されない視線に捕らわれる。
「いい?」
「…いちいち、聞くなっ」
「うん。けど、今日は朝まで放せそうにないから」
「っ!?……す、好きにすればいいだろ」
「悠斗は?悠斗も俺が欲しいって思ってくれてる?」
両手を俺の首筋に宛がい、瞼や頬、顔のあちこちにキスの雨を降らせる聖治。
それをくすぐったさから身を捩りつつも、受け止める。
「っ…当たり前、だろ」
「ちゃんと言葉にして?」
耳元に唇を寄せて、色香を含んだ艶のある声で囁いたかと思えば、耳朶を甘噛みされる。
「……聖治が、欲しい。こんなに俺が求めるのは聖治以外いない」
いとも簡単に理性を飛ばされた俺は、縋り付くように聖治を求める。
「嬉しいよ、悠斗。やっぱり今日は手放せそうにない。朝まで愛してあげる」
甘く甘く囁いた聖治は、深いキスで俺を翻弄し、ベッドへと導いていく。
ベッドに沈み行く俺達は今日もまた互いの身体に溺れ、さらに深くどこまでも堕ちていく。
もう俺は聖治なしじゃ生きていけそうにないと、繋がる瞬間…快感の波の狭間で感じていた。