【短】さ く ら Ⅱ~オレとキミの空白の時間~


「メールの返信が遅かったり、電話にあまり出なくなったり…亜由がそのことに悩んでた。」


「あの時は、バイトと大学が忙しかったんだ。」


「ふーん…。でもあたし…思わず言っちゃったのよ、浮気してんじゃないかってね。」


「はぁ?」


「遠距離で、メールの返信が遅かったり、電話の回数が減ったりしたら、まず疑うでしょ?」


「…ちっ。」


「不安に思った亜由は会いに行ったのよ、3年前のあの日。」


゙あの日が゙いつのことかなんてすぐにわかった。


< 12 / 34 >

この作品をシェア

pagetop