【短】さ く ら Ⅱ~オレとキミの空白の時間~
「メールの返信が遅かったり、電話にあまり出なくなったり…亜由がそのことに悩んでた。」
「あの時は、バイトと大学が忙しかったんだ。」
「ふーん…。でもあたし…思わず言っちゃったのよ、浮気してんじゃないかってね。」
「はぁ?」
「遠距離で、メールの返信が遅かったり、電話の回数が減ったりしたら、まず疑うでしょ?」
「…ちっ。」
「不安に思った亜由は会いに行ったのよ、3年前のあの日。」
゙あの日が゙いつのことかなんてすぐにわかった。