【短】さ く ら Ⅱ~オレとキミの空白の時間~
「オレは…なんてことを………。」
「?」
ショックを受けるオレを、有本は不思議そうにみていた。
亜由は別れたときのことを詳しく話してはないらしい。
「莉花(リカ)…?」
「亜由!まだ寝てなきゃ!」
「あ、陽介、おかえり。あんまり大したことないから、心配しないでね…。」
亜由はそう言って笑った。
その笑顔をみたらさらに申し訳ない気持ちになった。
「亜由、ごめん………オレ…。」