【短】さ く ら Ⅱ~オレとキミの空白の時間~
「人数合わせで合コンに行って、1晩だけの関係をもったりはあったけど。特別誰かと付き合ったとかはないんだ。」
「………雪村さん、は?」
「雪村?…あいつとは本当に何もなかった。あの頃のオレが連絡取れにくかったのは、大学とバイトがホントに忙しかっただけだから。…たしかに家に上げたのは良くなかったかもしれないけど…。でも2人で飲んでたわけじゃないんだ。他のバイト仲間もいたしって言い訳だよな…。」
「そう……。」
亜由は少し嬉しそうだった。
まぁ…当然と言えば当然か。
「だから…。」
オレにこんなこと言う資格ないかもしれないけど……
「オレのこと、信じてほしい。」