「左手の約束」
第六章 「落ちた瞬間」
プロフで
陽菜と出会って、
数ヶ月が経とうとしていた。
~♪~♪~♪
電話だ。
しかも、こんなにも
遅い時間に誰だろう。
手に取ると
相手は陽菜だった!
「もしもし、陽菜ちゃん」
『もしもし・・・拓さん
・・・今・・・ね
LIVEの帰りなんだけど
誰かに尾行されてて
怖いの助けて!
○○のマックまで来て!
お願い』
ただならぬ状況だけど、
何で俺なんだ?!と
疑問を抱きながら
「分かった、直ぐに行くよ」
と、伝えて電話を切った。