「左手の約束」



俺は唖然としながらも。




「はっ、高い!

高いって回転寿司だよね?」




陽菜な更に、小声で。




『高級店だから・・・

一皿3000円が

最低ラインなの』




と、申し訳なさそうに

俯いていた。




・・・俺は、声を失った。




折りからの不景気の煽りで

薄給になってしまった俺は






心の中で、何で

回す必要があるんだ

と呟いていた。




そして





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