「左手の約束」
第二十一章 「雨の夜」






『何、してる?』




これはきっと

寂しがり屋の陽菜の事だから

もしや会いたいんだな

と勘繰り!




逆に提案して見るか。




「暇だから会えない」




直ぐに、返事が来た。




『うん、いいよ』




「可愛いヤツめ!」




思わず、声に出てしまった。


そして、喜び勇んで

飛んで行った。





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