「左手の約束」
やり切れない気持ちから
溢れ出る涙と共に、
ふと以前、陽菜が
話をしていた
占いの話題を思い出した。
やはり俺には
守護霊が付いていたんだ
俺ではなく、
陽菜を助けてくれたらどんな
に有り難かったか・・・
いや違う
俺が会いに行かなければ
陽菜は死なずに
済んだはずだ・・・
・・・自問自答しながら、
涙声で叫んでいだ。
今度は後悔で流れる涙が
止まらなかった。
多分・・・多分、
一生分の涙を流しただろう。