「左手の約束」


それから




数年間

陽菜が亡くなった事実を

受け入れる事が出来なくて

陽菜が眠るお墓に行く事も

出来なかったが、陽菜の為

にお墓参りに行く事にした。




陽菜の墓の前に立つと

涙がとめどなく溢れて

号泣しながら




「ゴメン、陽菜

寂しかっただろう」

「ゴメン」と何度も

・・・何度も謝った。




そして、手にしていた、




淡いピンクの

カーネーションの花束を

花言葉に気持ちを込めて



墓石に飾った。









あなたを熱愛しています!









END




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