僕にキが訪れる
何故こんな病気が存在するのか。


そして、どうして自分がこんな病気にかかったのか。


この疑問に対して、僕は実に自分らしい回答を用意できた。

僕がこの体から生える芽を間引くように、地球も間引きを考えたのだ。

この世界で最も不必要な存在の、人類を。

そして僕はその中でも特に必要のない人間として選ばれたのだ。

ならばこれは運命だと言えるだろう。

きっと僕は、そうなる為にこの世界に生まれてきたのだから。





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