僕にキが訪れる
「だったら他の人の持ってきちゃえば」
「そしたらその人が困るでしょう?
悪いのは私のを持ってった人なんだから、他の人巻き込むわけにゃいかないじゃない」
ずずーと一口。続けて「熱ッ」。
なるほど、委員長だなぁ。変なところで真面目な人だ。
そう言えば僕はこの人のことを全然知らない。
こうして話す機会ができてようやくそれに気付く。
周囲と上手くやれてなかったワケではなかったが、しかし積極的に溶け込もうともしなかった。
関わる必要がなかった人のことは特に覚えていない。覚える必要もなかった。
委員長のことも、何となく元気な人だなくらいな印象しか残っていない。
まぁ、それでよかったのだろう。
実際、もう必要はない。
「そしたらその人が困るでしょう?
悪いのは私のを持ってった人なんだから、他の人巻き込むわけにゃいかないじゃない」
ずずーと一口。続けて「熱ッ」。
なるほど、委員長だなぁ。変なところで真面目な人だ。
そう言えば僕はこの人のことを全然知らない。
こうして話す機会ができてようやくそれに気付く。
周囲と上手くやれてなかったワケではなかったが、しかし積極的に溶け込もうともしなかった。
関わる必要がなかった人のことは特に覚えていない。覚える必要もなかった。
委員長のことも、何となく元気な人だなくらいな印象しか残っていない。
まぁ、それでよかったのだろう。
実際、もう必要はない。