僕にキが訪れる
「そこで考えたワケ。だったらその理由がわかるまでこうしてここに来ようかな、っと。カウンセラーっての? そんな感じでさ」


キラキラと輝く目が「名案でしょこれ」と主張していた。


「遠慮しとくよ」


即答。当然だ。

せっかく1人で残り短い時間を静かに安らかに過ごして行こうと考えていたのに、そんなことをされては困る。

余生の過ごし方くらい、僕の自由にしてもいいじゃないか。


しかしもちろんというか何というか、委員長は耳を貸さなかった。
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