僕にキが訪れる
まぁ女の子だもんな、考えてみれば結構気まずいだろう。

こっちとしては全くこれっぽっちも、何かするような変な気は起きないのだが。

しかしこれはこれで彼女を追い払ういい理由になるかもしれない。


「まぁ、気をつけた方がいいよ。
ホラ、俺も男だし。危ないよ。
いつ何するかわかったもんじゃないし、やっぱりここには来ない方がいいよ」


その言葉にしかし彼女はやっぱり頑固で、


「そーいうワケにはいかないわよ!
こう、委員長としての責務ってもんが……」


とか、拳を握りながら主張する。
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