僕にキが訪れるのレビュー一覧
いつか、僕が僕でなくなろうと。 僕ではない姿になろうと。 君と生きる。 笑うこともできないし、話すこともできないし、見つめ合うこともできなうけれど。 でも、君と生きていることを忘れないで。 僕はここにいる。 最後まで読み終えた時、タイトルの深さを知るお話。 あまり病気関係のお話は好きではなく、あからさまに「泣かせ」が入るので得意ではないのですが、これはすんなりと受け入れることができました。 キ病におかされた主人公が、とある委員長と生きていた軌跡は涙なしでは読めません。 ただ病気におかされて、命を問うお話ではなかったのです。 切なくて、あったかくて、気付けば涙する。 僕にキが訪れる。 委員長はキと一緒に強く生きる。そんなお話です。
「木病」という名の奇病にかかり、 元々人との関わりを避けていた 主人公は余計に人との関わりに 消極的になるが、ある時から クラスの委員長が家に訪ねて 来るようになって... 今まで「泣けるケータイ小説」で 泣けたことがありませんでしたが、 このお話はとても心に沁みて泣けました。 ケータイ小説とは思えない程 完成度が高くて傑作です! 人間関係が希薄になって来た 今だからこそ多くの人に読んで 欲しい作品です。 まだ読んだことがない人は 是非読んでみて下さい。
ラピスラズリです! この話、とても感動しました☆彡 大切な人がいつもそばにいるというのは、私のあこがれです。 本当に泣けましたY(>_<、)Y
もう…最後あたり で泣きそうになり ました…(T_T)゚あ ぁ、自分が本当に 求めていたもの… とても感動しまし た。この作品をよ んで良かったです \(^ー^)/あたし もこんな小説かき たいと思いました
そろそろケータイ小説にも飽きてきたかなと思っていたところで、なんとなく表紙に惹かれて読み始めたのが、この「僕にキが訪れる」でした。 王道の恋愛モノが多い中、この作品はむしろ全くありきたりな要素が見当たらない。 小説で泣くことはあまりないのですが、涙がとまりませんでした。 また、作者さんの文章力の高さにも驚かされます。 久々に素晴らしい作品に出会えました。
この作品を読んでまず、 それを感じました。 誰もが抱く感情を 優しく 切なく 甘い綿菓子のように 綴られてると思います。 凄く感動しました。 読むと和やかな気持ちになる 素敵な小説です。
徐々に動いていく主人公の心の変化 他人に対しての壁 奇妙な病に対しての気持ち 過去との葛藤 すごく繊細に描かれていて、途中からすごく切なかったです。 言葉で表しきれない何かが色々こみ上げてきました!! ぜひ読んで見て下さい
他人との関わりを拒み続けていた主人公の僕。 しかし“木病”を発症したことにより、彼の人生はターニングポイントを迎えることになる。 やはりなんといっても、“木病”という発想が独創的で素晴らしい。 個人的には、プロローグ(1〜2ページ)における、主人公の“木病(ウイルス)”についての考え方が良かった! さらに、クライマックスにかけて涙が止まらなくなる感動作。 オススメです!!
新種の奇病に侵された主人公と、クラスメイトの委員長。 二人の交流はとてもあたたかいものでした。 ゆっくりと委員長に心を開いていく主人公。 主人公は絶対に治らない不治の病を抱えながら、委員長との交流を通じて「生きる意味」を問い掛けます。 不治の病と闘う定番のストーリーから、純文学テイストのテーマを持ったものが生まれ落ちました。 携帯小説界にも、こういった良作が沢山出て来ることを願います。 是非、御一読を。