小さな恋の物語
「まじめに彼女作ろうかなぁ...」
自分で独り言を言ったものの、そんな事が出来るはずもなく鼻で笑う。
「...帰るか。」
方向転換をし、帰宅しようと潰したかかとを立てて、しっかり靴を履き直す。
絢太が進みかけると...
「ケーンー●ッッッキーーー」
「誰がケン●ッキーじゃい!!」
絢太を呼んだ相手は古賀 誠(コガ マコト)。
絢太と知弥の小学校からの幼馴染み。
「...誠かよ」
ケン●ッキーと誠というWパンチを喰らった絢太は、イライラし始める。