あなたに会いたくて
席に座ると俺は、初めてハンバーガーを口にした

「ふぅ~ん
まぁまぁ美味いんだな」

椿にそう言うと…

「それは、良かった」

なんて、素っ気なく答えたから…

「なんだよ
冷たいやつ」

と言うと、椿は、はぁ~っとため息をつきやがった

それから、二人は黙々と食べ続けたんだ

しばらくすると…

「あのさぁ、私の性格バラされたくないんだけどなに…」

「あぁ、それね」

俺は、椿の言葉を遮った

椿は、ムッとした顔で俺を見ていた

俺は、ゆっくりオレンジジュースを飲み、長い間をあけ…

「俺と、彼氏彼女の関係になれ
んで、俺のことは鈴木君じゃなくて洋介君って呼べよ」

と言った

正直、恥ずかしくてヤバかった
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