世界の終りに恋の歌を
「お、お父様に言いつけてやる」

人魚の姫は、悔しそうに呟きます。

王子は、その人魚の姫の身体をひょいと抱き上げました。

「な、何をする!!」

王子は、姫の身体を抱き上げて、歩き出しました。

「どこへ連れて行く!!」

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