世界の終りに恋の歌を
人魚の姫が可愛らしい笑みを浮かべます。

「私に逢いに来て下さったのですか?」

こう聞く王子に、人魚の姫はキスをされたのと反対の手を王子に見せました。

その手には銀のナイフが握られています。

「お前を殺しにきました」

人魚の姫が王子にナイフを向け、目的を話しました。

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