世界の終りに恋の歌を
そうそう、人魚の姫はとくいな歌も披露しました。

これには王子も大変喜びました。

それは、とても美しい歌声でしたし、王子の国では聞いたこともない歌でした。

少しのつもりが、空が白くなるまでふたりは一緒にいました。

そして、また次の日もこの海岸で逢う約束をして、人魚の姫が帰っていくのを王子は見送りました。

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