世界の終りに恋の歌を
王子のリクエストで人魚の姫は、またその得意な歌を歌う事になりました。


人魚の姫は胸の前で手を組み、目を閉じ海に向かって歌い始めました。

静かにゆったりと始まったその歌は、昨夜のものとは違いましたが、やはり王子の知らない異国の歌でした。

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