世界の終りに恋の歌を
人魚の姫の招待
こうして、毎晩人魚の姫と王子は海岸で逢い、語らい、人魚の姫は王子のために歌を歌いました。
王様や家来達は、王子がこっそり夜になるとお城を抜け出していることには気がついていないようでした。
人魚の姫は、王子を殺し損ねたことをお姉様達に告げ、今日こそはと、毎晩お姉様達に手助けを受けてお城を抜け出していました。
いつものように語り合っていると、
「お前が私の国に来て、お城に住めばよいのに」
人魚の姫が王子にこう言いました。
王様や家来達は、王子がこっそり夜になるとお城を抜け出していることには気がついていないようでした。
人魚の姫は、王子を殺し損ねたことをお姉様達に告げ、今日こそはと、毎晩お姉様達に手助けを受けてお城を抜け出していました。
いつものように語り合っていると、
「お前が私の国に来て、お城に住めばよいのに」
人魚の姫が王子にこう言いました。