恋の神サマ!
緊急事態、発生!!
やばいやばいやばい!!!!!!
学校は家から15分ほどのところにあるから間に合わないこともないんだけど、いかんせん私にはやらなければならないことがある。
木箱のチェックである。
私は息も絶え絶えに学校にたどり着くと、ふらふらになりながら木箱のもとに向かった。
落ち着かない息に震える手でなんとか鍵を開け、中身を取り出す。
入っていたのは紙6枚と3400円。
それらを急いで取り出して鞄につっこみ、木箱に再び鍵をかけていざ立ち上がろうとしたとき―――
「なにしてんの??」
うしろから声がかけられた。