恋の神サマ!
うわぁぁぁぁ
「ち、近いっ!!」
「近くしてるもん」
かわいこぶるなっ!!
必死で顔をそらすも、悠芽もその方向に顔を傾けてくる。
悠芽のきれいな顔が至近距離にあるのが恥ずかしくて私は真っ赤になった。
彼はくすりと笑い、10センチの距離でささやく。
「ほんとのこと、言わねぇの??」
「な、な、な」
「言わないなら……」
彼の顔がさらに近付いてくる。
きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ
もうだめ!!!!!!!!!!!!!!
「いっ言います!!!!!!」
「始めからそうすりゃいんだよ」
偉そうに言って悠芽はすっと顔を離した。