いちご倶楽部

『そんな大声で、困ります!』

あたしの名前を

連呼し続ける彼女に向かって

小声で訴えた。

このクラスで上手くやっていくために

あたしは目立たないよう

いつも努力していた。

だからこんなに名前を連呼されたら

たまったもんじゃない。


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