僕と君の裏事情☆
毎日、毎日こうして私の元にやって来る先輩。

イヤミを言う訳でもなく!!

何か話しかける訳でもなく!!!

ただ私の近くにいるのです。

そして私の事を横目でチラチラ見ながら本を読むんです!!!



すごく気になって、しょうがない。


「あの…まだ私に用でも、あるんですか??
いつも、隣にいますけど…」


すると、紘先輩が…

「…別に」

と、ものすごく感じが悪い言い方で言った。



私は、それ以上話しをするのを止めた。


…すごく気まずいんですけど!!!

本を読むどころじゃない!!


すると…。


「…コウせんぱ〜。
大変です。紘先輩!!早く生徒会室に…」

そう叫びながら、静まり返る図書室に走り込んできた。

入ってきた男の子は息を切らしながら…。


「ハァハァ。紘先輩!!緊急事態です。
もう、みんな集まってるんで生徒会室に急ぎましょう」
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